第1回睡眠育成士認定(名古屋市立大学睡眠医療センター認定)講座(第一期)
日時:平成30年6月3日(日) 午後4時~午後5時
会場:名古屋市立大学病棟・中央診療棟3F大ホール
名古屋市瑞穂区瑞穂町川澄1
内容
1)睡眠の基礎と臨床
名古屋市立大学睡眠医療センター センター長 中山明峰 先生
中山明峰先生より、「睡眠」についていろいろなことを知って頂き、人生にとっての睡眠の重要性について考えてもらい、興味を持っていただきたいとお話がありました。そして、この認定講座で勉強をしていただき、睡眠育成士の資格を取って睡眠障害で困っている人を助けてほしいとのお話がありました。人間には脳と体の充電のために睡眠が必要であり、睡眠に関する語句の説明や、睡眠サイクルであるノンレム睡眠やレム睡眠の構成の話で、頭と体が交互に休むことなどを分かりやすい表や図で教えていただきました。
日時:平成30年7月1日(日) 午後4時~午後5時
会場:名古屋市立大学病棟・中央診療棟3F大ホール
名古屋市瑞穂区瑞穂町川澄1
内容
1)睡眠の基礎と臨床
名古屋市立大学睡眠医療センター・臨床検査技師
安東カヨコ バールドワジ 先生
今回は睡眠検査を学び、その検査から何を読み取るかをテキストの図を参考にスライドにして示していただきました。睡眠ステージでは、覚醒期、ノンレム睡眠やレム睡眠の3つのステージに大きく分かれることやノンレム睡眠とレム睡眠は交互に約90分のサイクルを形成して、このサイクルを何回も繰り返していることを教えていただきました。
さらに睡眠検査で重要な睡眠脳波について、この睡眠脳波の概念や調べる意義、取り付け部位、睡眠脳波の原理をスライドで用いて教えていただきました。
その睡眠脳波から患者が覚醒しているのか睡眠をしているのか見分けることが必要であること、周波数の振幅が大きければ小児か振幅が小さければ高齢者かなど年齢に応じて異なることなどについて、患者から得られた睡眠脳波の検査結果を詳細に教えていただきました。
日時:平成30年10月7日(日) 午後4時10分~午後5時
会場:名古屋市立大学病棟・中央診療棟3F大ホール
名古屋市瑞穂区瑞穂町川澄1
内容
1)睡眠の基礎と臨床
名古屋市立大学睡眠医療センター・臨床検査技師
安東カヨコ バールドワジ先生
テキストの表、図、写真を用いて、睡眠時無呼吸症候群についてご講義いただいた。
成人の診断の進め方は、問診ではいびきの症状が重要視されること、脳波や呼吸運動検査を行い、中枢性か末梢性の睡眠時無呼吸症候群かを判定できること、小人では上気道の閉塞の症状が重要視され、それぞれの診断基準に基づき治療方法が異なること、さらに小人は睡眠時無呼吸症候群の症状が季節の変動によって影響を受けることなどから、検査をしっかり行う必要があることなどを詳細にご講義いただいた。
日時:平成31年2月3日(日) 午後4時10分~午後5時
会場:名古屋市立大学病棟・中央診療棟3F大ホール
名古屋市瑞穂区瑞穂町川澄1
内容
1)睡眠の基礎と臨床
名古屋市立大学睡眠医療センター・臨床検査技師
安東カヨコ バールドワジ先生
-ぐっすり寝るようにするには-睡眠衛生指導について、テキスト「糖尿病睡眠医療を知る」に沿って講義をしていただきました。健康づくりのための睡眠指針2014(厚生労働省)の睡眠12箇条を分かりやすく説明して、これをもとに睡眠衛生のための指導者ができたことを教えて頂きました。睡眠衛生指導には3つのポイント(社会人の睡眠衛生指導は若年層、中高年層、高齢層)があり、それぞれの生活を聴取したうえで衛生指導する。若年層は社会人になりたての若者は、学生時代に比べ食生活も乱れ、睡眠不足になる。中高年層は年齢的に睡眠リズムが悪化し、社会的地位からのストレスを抱えていることが多く、うつ病の発症など精神障害に気をつける。高齢者は睡眠衛生指導が難しい年齢層であることを認識し、今までしていたことや思っていることを変えることがかなり困難である。このポイントを見極め注意をしながら睡眠衛生指導をしなければならないことを教えて頂きました。
日時:平成31年3月3日(日) 午後4時~午後5時
会場:名古屋市立大学病棟・中央診療棟3F大ホール
名古屋市瑞穂区瑞穂町川澄1
内容
1)睡眠の基礎と臨床
名古屋市立大学睡眠医療センター センター長 中山明峰 先生
睡眠で日常生活で困っている人には治療が必要ですが、困らないように予防をした方がいいのかを考えた時、周りに睡眠に関して勉強をしている人がいたらとても心強いと思う。そして勉強をしている人が、その知識を生かして睡眠で困っている人々に伝えることができることは大変すばらしいことであり、その一端を担うのが睡眠育成士であることを中山明峰先生よりお話をして頂きました。そして、睡眠育成士がやることは自分が1番いい睡眠をとることであり、自分自身を是正することが必要であることを教えて頂きました。最後に重ねて、自分たちが学んだ知識を色々な人に伝えてほしいというお言葉をいただきました。