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令和5年度第4回(313回)Web講習会

日時:令和6年2月4日(日) AM9:00~AM12:10

会場:Zoomによるオンライン会場

内容

岩瀬 敏 先生
岩瀬 敏 先生

1)AM9:00~10:30

基礎生理学4 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座 

愛知医科大学客員教授(神経内科) 岩瀬 敏 先生

 

学習と記憶について、学習は記憶の獲得、過程を重視して分類、意識に沿った事項や事象を脳内に保持し再生する。記憶の種類では脳内部に解剖図で海馬が重要であり記憶のネットワーク、記憶障害について教えて頂きました。

 さらに高次機能に関与する情動の認識と内部メカニズムについて、情動とは行動あるいは表情を通して客観的に捉えられる「喜怒哀楽」の感覚であること。情動には継時的変化があるが、その脳内の重要な部位は扁桃体であり、全ての刺激を吟味し適切な情動反応を引き起こすように他の領域に信号を送ることを教えて頂きました。

最後にパニック障害、自閉症とミラーニューロンとの関係について教えて頂きました。

 

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澤田 誠 先生
澤田 誠 先生

1)AM10:40~12:10

 知覚の仕組み:情報の符号化と受容器

 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座

 名古屋大学環境医学研究所生体適応・防御研究部門脳機能分野教授 澤田 誠 先生

 

神経細胞の構造と機能、脳が感覚入力を処理して運動出力を生成するためのいくつかの脳の神経解剖学的構造と脳領域間の結合に焦点をあてて、神経回路の解剖学的構成についてわかりやすく説明をして頂きました。

さらに「痛み」を理解するために、情報の符号化(一般に情報を本来の形態から伝送、処理、蓄積などの目的のために別の形態に変換)の仕組み、脳がどのように入力した情報を識別し理解・統合して外界を知覚するかという脳の情報処理の特徴、すべての感覚系に共通する構成の原理と情報を符号化するメカニズムについて、感覚受容器が関与していること。さらにその情報は特定の身体部位に存在する受容器細胞が刺激されることによって生じる神経活動であることを教えて頂きました。

 

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